初冬の晴れた空の下、ここちよい焚き火の香りにつつまれながら、縁あって集った人々と分かち合いながらひとつのいのちをいただきました。
事前うちあわせの際、
顔部分を今回盛り付けに使うかどうか考えた際に
やはり「いのちをいただく」ということを実感するためにも
あったほうがいいと判断、こうしてみなさまにお披露目することに・・・
工房 十鶴(じっかく)さんのうつわの数々・・・
受付後、ここに並んでいるうつわからお好きな6寸皿とそばちょこを
ひとつずつ選んでいただいて、着々と準備がすすむ
ヤマシシのお料理を待つことに・・・(笑)
厨房でじっくり肉塊を焼き上げる香ばしく胃袋を刺激する香りが立ち込める中
夕陽もゆっくりとあたりを染め始めました。
今回、用意した部位は肩ロース、ロース、スペアリブ(バラ肉)
イノシシを仕留めた後、すぐに臓物や毛や皮の処理を施し
丁寧に切り分けてじっくり熟成させました。
肉は熟成の時間をとることによってより旨味が増します。
いきなり強火で焼かず、低温でじっくり時間をかけて焼き上げることで
肉のうまみを引き出し、肉汁をぎゅっと閉じ込めます。
その頃、空の様子は・・・
こーんな感じだったり・・・
こんな風になったり、、
そして、気になる会場の様子はというと、、、
ドリンクのスタンバイも完了してます(笑)
このアイスペールも十鶴さん作
必要に応じてワインクーラーにもなる優れモノ♪
沖縄といえども、夜はぐっと気温が下がります。
暖をとるため焚き火もスタンバイ。
いい感じに燃えてます、ワクワク。
工房 十鶴(じっかく)のご夫妻を紹介しまーす♪
右:柄溝康助(からみぞこうすけ)さん
読谷山北窯 與那原正守氏に師事
左:柄溝聖子(からみぞしょうこ)さん
読谷山北窯 宮城正亨氏に師事
関西出身の康助さんと、読谷で生まれ育った聖子さんの出会いは
北窯で修行期間を共に過ごしたことがきっかけだそう。
とにかく底抜けに明るいお二人で、工房を訪ねるといつでも笑い声が絶えません。
斬新なデザインと伝統的な絵付けが混在する作品スタイルには、厚いファン層が。
ヤマシシ料理の噂を聞きつけて、壹岐さんも駈けつけて来てます(笑)
もう陽が暮れちゃいましたよ、料理まだ~???(笑)
ハイハーイ、お待たせしました(笑)
ジャーン!
一品目、ヤマシシを煮込んだ、煮込み料理。
腿、首、心臓、腎臓 小腸を赤ワインでグツグツ煮込んで
ターンム(田芋)とムジ(ズイキ)を加え
仕上げにイノシシの血でつなぎました。
野生のイノシシゆえにできるだけ野生の野菜と一緒に、、と
座喜味(ざきみ)の山に自生するセリをあしらって、
さぁ、めしあがれ~♪
さささ、みなさん各自で取り分けお願いしますねー。
ちゃんとならんで、けんかしないでねー(笑)
一方、厨房では・・・
なにやら大がかりな様子・・・(笑)
もうそろそろですかね?
きゃー、うまそーっ!(笑)
どんどん、どんどんヤマシシが盛り付けられていきます。
お客様もそんな様子に興味津々、、、
近っ!(笑)
みなさーん、お待たせいたしました!
ヤマシシ運搬の瞬間がこちらです(笑)
圧巻!
添えている野菜は、
軽くマリネしたハンダマ(水前寺菜)、クレソン、セリ
ゆでた里芋を衣かつぎにして、軽くローストしたかぶ、アスパラ
ブレゼした島人参、キャベツのシュークルート、
フイユテ(パイ生地)、きんかん甘露煮、シークヮーサーなどなど。
取る。
取る。
取る。(笑)
取り分けたのがこちら。
この絶妙な焼き加減、たまりません(惚)
そして5分後・・・
早っ(笑)
今回、玉ねぎと生姜を使ったソースと
クレソンとジーマーミ(落花生)を使ったソースの二種類を用意。
頭の部分をさらに細かく切り分けて、、、
イノシシの肉=かたい
そんなイメージを軽く払拭した今回のヤマシシ料理。
工房十鶴の康助さんが熱望、リクエストでもあった今回の料理。
康助さんの師匠、與那原さんことおとうもかけつけて
修行時代の康助さんのたのしいエピソードをツトツト話しています(笑)
與那原さんらしい、とても素敵な花を添えていただきました。
そして今回、お越しいただいたみなさんに、と
聖子さんがかわいい一輪差しをギフトとして用意いただき、
みなさんの笑顔がさらにアップ(嬉)
聖子さん、ありがとうございました。
(二次会のお世話役もおつかれさまでした~♪(笑))
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写真すべて:
てんもりさん
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